【函館記念】仮柵使用でミラノ単騎逃げに相沢師「運が向いた」

[ 2015年7月17日 05:30 ]

相沢師

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、函館記念にマイネルミラノで挑む相沢師を直撃した。

 ――マイネルミラノの前走(巴賞1着)を振り返ってください。

 相沢師 雰囲気は良かったです。仕上がりも上々だったので自分の流れに持ち込めれば、いい勝負になると思いました。

 ――最内の1番枠でした。

 逃げたいタイプなので絶好の枠だと感じました。

 ――スタートは少しモタつく感じでした。

 結果的にオツウが控えてくれたので、自分の流れに持ち込むことができました。

 ――道中はどう見えましたか?

 前半1000メートル通過が59秒台と聞いた時に「いいぞ!」と感じました。あまり緩いペースで逃げるよりもある程度、速い流れで後ろの馬にも脚を使わせる感じの逃げがベスト。そういう形に持ち込めたと感じました。

 ――丹内騎手にも指示を?

 はい。タメて逃げても良いタイプではないので、行けるだけ行ってくださいとは伝えておきました。上手に乗ってくれました。

 ――結果、1分46秒5で逃げ切りました。

 最後まで危なげなかったし、それでいて時計も優秀。強い勝ち方だったと思います。

 ――今回は1ハロン延びて2000メートル。

 大外になったりしたら嫌だけど、戦法的には特に変わるわけではありません。いいペースで行ってもらうだけです。

 ――幸い、単騎逃げに持ち込めそうなメンバー構成だし、今週から仮柵使用です。

 そのあたりは運が向いていると思います。スタートだけしっかり決めてほしいです。

 ――今回もブリンカーを着用しますか?

 負ける時はモロい面のある馬。そういう意味でブリンカーは必要です。もちろん今回も装着します。

 ――中1週ですが最終追い切りの動きも上々だったようですね。

 自分も美浦にいたため直接は見ていないけど、良い動きだったと報告はありました。疲れもないようなので今回も好勝負を期待しています。

 ――ハンデは56キロ。

 このところのハンデ戦では55キロだったけど、前走で勝っているので増量は仕方ありません。56キロなら想定内なので心配はありません。

 ――展開ひとつでチャンスは十分。

 自分も丹内騎手も担当の厩務員も北海道の出身。なかなかないチャンスだと思うので、何とかモノにしてほしいです。

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2015年7月17日のニュース