最下位から大逆転へ藤田騎手ノリノリ

[ 2015年7月17日 05:30 ]

金沢競馬の藤田騎手

 【地方競馬です!!】7日に第1ステージ(大井)を終え上位3人が同ポイントで並ぶ大混戦の「スーパージョッキーズトライアル(SJT)2015」。23日の第2ステージ(園田)では、出場12人の誰もに優勝の可能性が残っている。今年、SJT初出場の藤田弘治騎手(35=金沢・黒木)が最下位タイから大逆転を狙う。

 各地のリーディングが腕を競う晴れ舞台。金沢トップの吉田晃弘騎手が負傷欠場のため、繰り上がり参戦となった。「代役だからもろ手を挙げてうれしいとは言えないが、せっかく出られたのだから勝ちたい」。控えめでも負けん気は十分。それは騎手としての姿勢にも表れている。13、14年は地元での騎乗数が最多。「乗れるだけ乗りたいと思って頑張っている。乗れば乗るほどチャンスも増える」。一見地味な記録だが、コツコツと積み上げた努力がSJT出場につながった。

 第1ステージ2戦は13、9着。出場14人中下位2人が脱落する戦いで、13位と1点差。ギリギリで第2ステージ行きを決めた。「初騎乗の大井は直線が凄く長く感じたが、いい経験になった。とにかく次へ進めたのだから園田での2戦を勝つ気でいく」。乗れば乗るほどチャンスは増える――。それがどんな舞台でも変わらぬ藤田の指針だ。 (秋田 麻由子)

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2015年7月17日のニュース