【安田記念】インパクト“先週より切れ出た”4年前の覇者まだ成長

[ 2015年6月5日 05:30 ]

併せて追い切った堀厩舎のモーリス(左)とリアルインパクト

 道中1馬身先行から外に進路を取ったリアルインパクトは軽く仕掛けてゴールへ。貫禄の半馬身先着を果たした。追い切り強度が後輩より上だったのには理由がある。堀師は「(豪州遠征後の)着地検疫などで調教期間が短かった分、先週までは足りないと感じていた。その分、しっかりやった。先週よりしまいの切れが出て、一歩前進した」こちらも合格点だ。

 昨春は不振が続いたが、12月阪神カップで復活V。今春は豪州G1のジョージライダーS1着、ドンカスターマイル2着とすっかり完成の域だ。師は「まず昨年に比べ、状態が良くなった。レースの流れの乗せ方というか、ジョッキーの騎乗方法も結果に結び付いている。(豪州では)違う環境の中で馬が頑張ってくれたし、ジョッキー(マクドナルド)も初戦から馬の適性を素早く見抜き、能力を出してくれた」と人馬の頑張りを称えた。

 安田記念は3歳時の11年にG1初制覇を飾った思い出舞台。師は「4歳は4歳なり、7歳は7歳なりに成長する。高齢は関係ないと思う。体調もキープしているので、この馬の力を出せれば」と4年前の再現を祈っていた。

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2015年6月5日のニュース