【オークス】クルミナル、秋につながる3着 池添「力は出し切れた」

[ 2015年5月25日 05:30 ]

 桜花賞2着から挑んだクルミナルが、惜しい銅メダル。ゲート入りを散々嫌がり、発走時刻4分遅延の原因をつくったが、G1・2着の底力は本物だった。道中はルージュバックを視界に入れた中団で運び、直線は3頭の叩き合いに負けじと加わった。先に前に出た内のルージュに一度は迫ったが抜けず、逆に外のミッキークイーンの体が前へ。無念の3着ゴールだった。

 報道陣に囲まれた池添は「ゲートで迷惑をかけて、申し訳なかった」とまず第一声。続けて「スタートで多少遅れたのは仕方ない。外枠のロスはあったが、2コーナーではルージュの後ろでうまく運べた。最後はあと一歩だったが、力は出し切れたと思う」と外寄り17番の不利を乗り越え、奮闘した愛馬を称えた。

 スタート時の枠入り不良で6月14日まで出走停止。停止期間満了後に発走調教再審査の制裁は下ったが、牝馬2冠で2、3着の実績は“実りの秋”に必ず結びつくはず。池添は「(遅生まれの)5月生まれでここまで頑張れば立派だと思う。この先が楽しみになった」と目を輝かせた。3冠最後の秋華賞(10月18日、京都)での大仕事が待っているかもしれない。

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2015年5月25日のニュース