【中山牝馬Ｓ】未知の魅力ソーミラキュラス　芝で奇跡の一発を

　【東西ドキュメント・美浦＝１０日】古馬の牝馬限定重賞は常連が多く各馬の対戦経験も豊富。中山牝馬Ｓの登録馬も１頭を除いてはどこかで他の登録馬と対戦している。その１頭とはソーミラキュラス。未知の魅力に引かれた岡本は鹿戸厩舎を訪ねた。

　芝のキャリアは中央復帰初戦をＶで飾った１戦のみ。その後はダートに転じて大井時代からの連勝を７まで伸ばした。前走・ＴＣＫ女王盃は“女王”サンビスタの３着。鹿戸師は「ダートで連勝したので芝に戻す機会がなかったが、芝でも勝っているからね。経験が少ないし、まだ伸びしろがあると思っている」と話す。

　芝でのＶを含め４戦で騎乗している柴山も「芝の走りも悪くなかったし、馬も当時よりだいぶしっかりしてきている。芝の重賞でどれだけやれるかだが、楽しみの方が大きい」と好感触。これは一発あるかもしれないなと岡本は思った。