【中山牝馬S】アイスフォーリス 父ステイ再現の有終Vを

[ 2015年3月11日 05:30 ]

アイスフォーリスは父ステイゴールドと同じく有終Vを狙う

 最後は父の再現を――。「第33回中山牝馬S」がラストランとなるアイスフォーリスが有終Vを狙う。

 ステイゴールド産駒としては異端と言っていい。同産駒が得意とする中山では実に14戦未勝利で、中でも“ステイゴールドの庭”ともいわれる芝2500メートルは3戦全て4着以下。真っ白な馬体は母の父クロフネの影響を強く感じさせる。それでも前走・中山金杯は牡の強豪を相手に5着と善戦。三野輪助手は「騎乗した騎手に聞いても芝2500メートルは合わないみたいだけど、それ以外なら中山もこなすと思う」と適性ありとの見立てだ。

 12年オークス3着など3歳時から活躍してきたが、ここにきて食欲が旺盛になってさらに成長。三野輪助手は「若い頃は食べさせるのに苦労したが、精神的に強くなってきて今はカイバ食いが抜群にいい。おかげでバリバリやれるし、まだ成長している」と目を細める。道悪が苦手で、とにかく良馬場希望。「普段はそこまで気にしないけど、今回は最後ですからね。いい馬場でやらせてあげたいし、先週あたりから予報が気になって」と週末の雨予報に気をもんでいる。

 父ステイゴールドは2着12回の善戦マンだったが、引退戦の香港ヴァーズでG1初制覇を果たした。2着7回のアイスフォーリスもそこは似ているか。「父とは実績が違いすぎるけど、調子はいいのであとは天気。晴れたら決めたいですね」と三野輪助手。最後の最後でステイの血が騒ぐか!?

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2015年3月11日のニュース