【静岡・全日本選抜競輪】村上博 2連続Vいける!天田はパワーで一気

[ 2015年2月11日 05:30 ]

全日本競輪2連覇を狙う村上博

 決勝想定に挙げた9選手のほかにも優勝が期待できる選手は多い。昨年覇者の村上博幸もその1人。グランプリは兄・義弘との連係から直線伸びて2着。今年に入ると初戦の和歌山記念で落車し、前走のF1日韓対抗競輪決勝(8車立て)は脇本雄太の仕掛けに託したが韓国勢の4車3段駆けに敗れる形となり7着の結果に終わった。それでも、予選の2走ではきっちり1着を取っており和歌山での落車の影響は少ないか。決勝に進めば近畿での連係から伸びての2年連続Vは十分に考えられる。近畿では機動力ある脇本、川村、松岡も浮上の可能性がある。

 近況の好調ぶりが特に印象深いのが天田だ。昨年9月前橋オールスターでG1初決勝進出を果たし、その後はF1で4V。そして前走奈良記念では初日に深谷を退けると、2日目以降も得意のまくりを決めてシリーズ完全V。勢いづいて臨む今シリーズも初のG1制覇を目標にパワーを発揮する。同じ群馬の木暮も11月小倉競輪祭で決勝に進むなど上昇気配。前走川崎F1ではまくり3連発で完全Vを決めた。自在性な走りで上位での活躍が見られるか。

 北日本では小松崎と佐藤が初日特選シードから上位をうかがう。小松崎は前走の地元・いわき平記念で力を発揮し(5)(1)(1)(2)着。佐藤も11月競輪祭で決勝進出を果たし、直近のF1は前走日韓対抗競輪で決勝2着、その前の2場所は連続Vと実力を示している。

 競技でも活躍する中川は前走取手F1でV。ダッシュとスピードを生かしてカマシ、まくりは威力十分。昨年7月の弥彦寛仁親王牌では初のG1決勝進出を果たしたが、実力は優勝を決めても全く不思議のないレベルと言っていい。GP1回、G12回の優勝実績ある井上も怖い1人。12月佐世保記念で完全V、今年初戦の奈良F1でも優勝を決めており調子に不安はないか。九州の追い込み型では大塚が最も優勝に近い存在と言えそう。競輪祭の最終日に落車しているが、1場所を欠場して臨んだ前走小倉F1でV。切れ味を発揮すると突き抜けが決まる。

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2015年2月11日のニュース