スピルバーグ英難関G1挑戦 藤沢和厩舎05年ロブロイ以来の遠征

[ 2015年1月22日 05:30 ]

昨秋の天皇賞を制したスピルバーグが英G1プリンスオブウェールズSに参戦

 昨秋の天皇賞を制したスピルバーグ(牡6=藤沢和)の英国遠征計画が21日、藤沢和師から発表された。5月に渡英し、ロンドン郊外のアスコット競馬場で行われるG1プリンスオブウェールズS(6月17日、芝2000メートル)に参戦。同厩舎に所属するルルーシュ(牡7)、スーパームーン(牡6)のオープン馬2頭を伴って、世界最難関とされる英国の2000メートルG1路線に挑む。

 スピルバーグが世界で最も高いハードルに挑むことになった。毎年6月中旬に開かれるロイヤルアスコット(英王室主催のアスコット競馬)のメーンに位置づけられるプリンスオブウェールズSは、7月のエクリプスS、8月のインターナショナルSと並ぶ英国上半期の3大2000メートル戦。藤沢和師は「アスコットはとてもタフでごまかしの利かないコース。欧州のトップホースがそろうだろうが、だからこそ挑む価値はある。オーナーにも快諾をいただいた」と明かした。

 春のJRA・G1には適距離2000メートル戦がないこと、引退後の種牡馬としての価値なども考慮し、英国遠征が正式に決まった。鞍上は未定だが、ロイヤルアスコット開催に騎乗する欧州のトップジョッキー数人が候補に挙がっている。

 スピルバーグは昨年のジャパンC3着後、美浦トレセン近郊のミホ分場に放牧。同所で調整を進めており、3月上旬にも帰厩予定だ。「5月中に渡英したい。その前に大阪杯(4月5日、阪神)に出走するか、英国に直行するかは様子を見ながら決めたい」と同師。プリンスオブウェールズSの結果次第では、受け入れ先のJ・セシル厩舎(英・ニューマーケット)滞在を延長し、もう1戦する可能性もある。「秋の天皇賞(11月1日、東京)に間に合うように帰国したい。6月のレース(プリンスオブウェールズS)後に戻れば、毎日王冠(10月11日、東京)から天皇賞のローテーションを組める」と説明した。

 藤沢和厩舎にとっては05年インターナショナルS2着のゼンノロブロイ以来、10年ぶりとなる英国遠征。スピルバーグと同じ山本英俊オーナー所有のルルーシュ、スーパームーンも帯同し、ロイヤルハントC(6月中旬、アスコット)や同地のG2戦などに出走する予定だ。

 ≪プリンスオブウェールズS≫英国王室が主催するロイヤルアスコット開催(5日間にG1・5レース開催)の最高賞金レース(賞金総額52万5000ポンド=約9400万円)。1862年に皇太子(プリンス・オブ・ウェールズ)のエドワード7世(後の英国王)を記念して創設された。エクリプスS(サンダウン競馬場)と並ぶ春の英国2000メートルG1。昨年はトレヴ(13、14年凱旋門優勝)が出走し3着だった。

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