【有馬記念】(10)フェノーメノ 闘志MAX軽快フットワーク

[ 2014年12月27日 05:30 ]

 関東から唯一出走のフェノーメノが、日を追うごとに勝負気配を増している。決戦が2日後に迫った金曜朝は、まず角馬場で準備運動。その後、坂路に移動し1F17秒前後のラップを維持して4F68秒8。フットワークは軽快そのものだ。

 「変わりなく順調。変なイレ込みとかではなく、いい意味で気合が乗っている」。愛馬の動きを見届けた戸田師は、穏やかに口を開いた。秋2戦を振り返り「天皇賞(14着)の直後は、馬がキョトンとしていた。全く走っていない。ジャパンCは着順(8着)以上によく走れた印象で、今回は元気がみなぎっている。秋3戦目だけど、今回が叩き2戦目みたいなもの」と力を込める。

 ここ2週の追い切りを見る限り、闘志を取り戻した印象。「情けない競馬が続いたが、最後を一番いい雰囲気で迎えられた。いいところを見せたい」。柔和な表情に、確かな手応えが感じ取れた。

続きを表示

2014年12月27日のニュース