【マイルCS】ミッキーアイル 浜中勝利に自信「受けて立つ」

[ 2014年11月21日 05:30 ]

文句ない出来のミッキーアイル

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、マイルCSでミッキーアイルに騎乗する浜中俊騎手に迫った。

 ――ミッキーアイルですが前走(スワンS1着)は安田記念以来約5カ月ぶりの競馬でしたが、体重は2キロしか増えていませんでした(474キロ)。

 もともと完成度の高かった馬なので肉体面は大きく変わった感じはありませんでした。減っていないだけで充分だと思いました。

 ――精神面はどうでしょう?

 休み明けのせいもあるかもしれないけど、春より落ち着いていました。普段の調教でも春より精神的に大人になっている感じはあります。

 ――スタートがいまひとつでした。

 休養前のNHKマイルC、安田記念と枠内の駐立が悪かったので、中間はゲート練習をしていました。でも、スタートに関しては良くなかったですね。

 ――二の脚で先行したが一気にハナには行かなかった。

 外枠だったし、ハナにはこだわりませんでした。相手の出方も見ながらいい位置まで上がっていけたと思います。

 ――それでも3コーナー手前では先頭を奪いにいった感じ。

 コーナーで外を回したくなかったし、流れもそれほど速くないと思ったので行かせました。結果的にいい感じでハナに立てたと思います。

 ――いつも通り直線入り口では一度突き放す形。

 はい。少しうながせばあとは勝手に加速してくれる感じ。この馬の形の競馬ができました。

 ――直線、左から右にムチを持ち替えました。

 ラチを頼って内へ行きたがったので内から叩いて矯正しました。春先はコロコロと手前(軸足)を替えていたけど、そういうところはありませんでした。

 ――京都は3戦3勝。

 東京でもG1を勝っていますが、直線が平たんな分、京都の方が楽に競馬をできるのは確かです。今回も同じコースなので期待しています。

 ――最終追い切りは坂路で半マイル51秒2の好時計。

 1週前に放馬したけど、すぐにつかまったのでオーバーワークにはなりませんでした。だから今週の動きも良く、状態に関しては問題ありません。

 ――メンバー的にも自分の形で競馬ができそう。

 そうですね。スタートさえ決められれば、無理せずに先行できそうなメンバー構成なのは好材料です。

 ――NHKマイルCの時は相当自信を持たれていましたが、今回は?

 前走で57キロを背負って古馬に勝てたので、今回も自信を持って臨めます。前へ行って良いタイプなので他馬に目標にされるかもしれないけど、それは承知の上。受けて立つつもりで乗ります!

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2014年11月21日のニュース