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【エ女王杯】ホエールキャプチャ捲土重来 狙うは4度目の正直

[ 2014年11月12日 05:30 ]

捲土(けんど)重来を狙うホエールキャプチャ

 エリザベス女王杯と次週・マイルCSにダブル登録されていたホエールキャプチャ。この日朝、スマホで最新の週間天気予報をチェックした田中清師は「今週末まで天気は持ちそうだ。女王杯に向かうつもりです」と4年連続の女王杯挑戦を表明した。水棲動物の王者“白鯨”。その馬名とは裏腹に、今週末が雨予報ならマイルCSへのスライドも検討したほど水の浮く馬場は苦手だ。

 女王杯も雨に泣いてきた。3歳時には初の古馬相手に4着と好走しながら、4、5歳時は道悪馬場にのめって10、6着。「調教でも下が悪くなると、のめって動けない」と長谷川調教厩務員は言う。不良馬場の安田記念(15着)では「泳ぐように走っていた」(蛯名)ほどだ。その一方、良馬場なら今夏の札幌記念3着など牡馬相手に健在ぶりを示している。

 6歳の晩秋を迎えて、いっそう白さを増す芦毛。「朝日を浴びて光るぐらい白くなったが、馬体は若い。普通は年を取ると体が硬くなるのに、柔らかさを保っている」と同厩務員は白鯨に頼もしげな視線を送る。3歳から6歳まで重賞を勝ち続けてきた。長く活躍できる秘けつとは…。「3つある。丈夫な脚、旺盛な食欲、そして闘争心」と田中清師は言う。

 担当厩務員もケアに苦労したことがない脚元、全部食べても物足りずにカイバおけをなめ回す食欲、馬房の前に立てば立ち向かってくる闘争心。しっかり食べて、丈夫な足でよく歩き、心に張りを保つ。人間にもそのまま通じる老化防止のノウハウである。

 「前回(府中牝馬S3着)からの回復が思いのほか早かった。雨が降らなければ昨年以上に走れるはずだ」。田中清師は今週末の天気予報と同じ晴れやかな表情を浮かべる。メンバー最多の重賞5勝。良馬場の淀のターフは白鯨が6度目の潮を吹き上げる舞台だ。

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