“大井の帝王”的場 最高齢重賞Vまだまだ更新だ

[ 2014年4月25日 05:30 ]

的場文男騎手

 【地方競馬です!!】好天の夜空の下、ビッグレース羽田盃と東京プリンセス賞が行われた今週のTCK。3歳牡牝の両S1に“大井の帝王”的場文男騎手(57)の姿はなかったが、その存在感と人気は相変わらずだ。先週の川崎では東京ダービートライアル・クラウンC(16日)をワタリキングオーで快勝。地方騎手の最高齢重賞Vを達成(57歳7カ月9日)した。本人は全く知らなかったそうで「ああいうふうに出ると、なんか年を取ったみたいでねえ…」と苦笑い。ただ、偉大な記録であることは間違いない。81年から34年連続の重賞勝ちでもあった(初制覇は77年)。

 従来の記録は元上山の海方昭三騎手(93年アラブ大賞典蔵王賞=ルビーキャップ)と、元川崎の佐々木竹見騎手(99年大井フロンティアスプリント盃=キャニオンロマン)で57歳4カ月19日(2人とも全く同じ!)。史上最多7153勝(中央2勝含む)など“記録男”の佐々木氏もこれについては意識していなかったようで「大したものだね」と感心した。

 ワタリキングオーは的場とのコンビ続行で東京ダービー直行予定。「羽田盃組は強いけど追っていい馬だよ」。通算重賞142勝の名手もダービーは8度の2着が最高。33度目となる晴れ舞台、どんな結果が待っているのだろうか。(池田 裕文)

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2014年4月25日のニュース