【高松宮記念】5年連続出走・古豪サンカルロ 最後のチャンス

[ 2014年3月25日 05:30 ]

古豪サンカルロは末脚勝負

 古豪サンカルロが“ラストチャンス”に挑む。高松宮記念は5年連続での出走。来年2月で定年を迎える大久保洋師にとっては最後の高松宮記念となる。

 8歳を迎えたが、馬は元気いっぱい。前走・阪急杯は降雪の影響で調整が難しく太めが残った中で2着と地力健在を示した。20日の坂路での1週前追い切りは3F36秒6~1F12秒0と上々の動き。師は「今回はしっかり稽古を積めているし、体の張りも良化した。前走時より間違いなく順調」と胸を張り、吉田豊も「年齢的な衰えは多少はあるけど、多少で済んでいる。この時季はいいし、昨年よりもいい」と好感触を示した。

 11、12年に連続2着。11年はキンシャサノキセキ、12年はカレンチャンに悲願成就を阻まれたが、12年はロードカナロア(3着)には先着した。時代を築いた名馬たちと接戦を繰り広げてきた実績は今年のメンバーでは最上位だ。

 師は「差し一辺倒だから展開が重要だが、ここも自分の競馬に徹するだけ」と話すが、有力先行馬がそろった今年は流れも味方しそうだ。8歳、14度目のG1挑戦。「レジェンド?そういきたいところだけどな」。師はそう言って穏やかな笑みを浮かべた。

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2014年3月25日のニュース