【日経賞】東の大将格フェノーメノ　９カ月ぶり復帰戦へ順調

　今週の土曜中山メーンは日経賞。フェノーメノが天皇賞・春連覇に向け９カ月ぶりに復帰戦を迎える。

　昨秋、天皇賞に向け調整中に左前繋靱帯（けいじんたい）炎を発症。ジャパンＣに間に合うほどの軽度の症状だったが、戸田師は大事を取って年内休養を決断した。

　今年１月下旬に美浦に帰厩してからは順調に乗り込まれ、１週前追いではポリトラックコースで併せ馬を消化。楽々と僚馬に２馬身先着した。２週連続で手綱を取った蛯名は「弾む感じの手応えだが、まだ久しぶりという感じ」とやや慎重なジャッジ。戸田師は「ジョッキーもまだ硬いところがあると言っている。競馬に行けばスイッチが入ると思うが、最終追いも併せ馬でやろうと思っている」と話した。

　日経賞は昨年、Ｖから盾制覇につなげた縁起のいい舞台。東の大将格が、再び存在感を示す。