【芦屋・賞金女王決定戦】平山“無冠の女王”返上だ!

[ 2013年12月12日 05:30 ]

賞金トップ平山の走りに注目

 ここ数年、大きな舞台でリズムを崩すことが続いた平山が、初心に戻りTR1回戦12Rに臨む。「冷静に落ち着いてレースをするのが自分の持ち味だと思っている。焦らずにいきたい」。もともとは新人離れした正確なターンが売りだったが、実力上昇と同時に女子相手のイン戦なら、逃げて当たり前とされるプレッシャーが重くのしかかる。

 過去に3回、女子王座決定戦に1枠で優出するも、ここ一番で逃げ切れず“無冠の女王”との声もちらほら。昨年の賞金女王はTR1回戦で1M失速。妨害失格で頂上決戦の権利を奪われた。ここまできたら開き直るしかないだろう。今年1月の「尼崎周年記念」ではインを押し切り、男女混合戦のG1レースで14年ぶりとなる女子のウイナーに輝いた。本来の力を出し切ればオール女子では無敵の旋回能力を持つ逸材でもある。

 公開抽選では「何を引いても、そのエンジンを信じて走るからどれでもいいです」とキッパリ。前検気配はボートの暴れが目立っていたが、調整後に期待だ。自分より外には、数々の苦難を乗り越えてきた大ベテランがそろった12R。度胸試しには最適なメンバーで、インを押し切り今後に弾みをつけたい。

続きを表示

2013年12月12日のニュース