【有馬記念1週前追い】ゴールドシップ、ムーア闘魂注入13秒1

[ 2013年12月12日 05:30 ]

ムーアを背に、坂路併せ馬で有馬記念1週前追いを行うゴールドシップ(左)

 有馬記念1週前追い切りが11日、美浦、栗東トレセンで行われた。

 復権を期す前年覇者ゴールドシップ(牡4=須貝)が新コンビ・ムーアを背に闘魂注入だ。坂路で僚馬ラトルスネーク(5歳オープン)と火花が散る併せ馬。残り1Fから必死に手綱をしごき、鼻ヅラを並べたままでゴール。4F54秒5~1F13秒1。ムーアは「坂路での動きは納得した。フラット(平たん)での走りも確かめてみたい」と来週CWコースでの最終追い騎乗も、須貝師に志願した。

 指揮官は「体つきはいいよ。動きは100点ではないけど、まずまず。併せた相手も動く馬だからね」と穏やかな表情。続けて「やっぱり一流ジョッキー。イギリスでも似たタイプの馬に乗っていたようだ。メリットとデメリットを把握している」と納得の表情だ。

 今秋は不振だが、昨年の圧勝劇はファンの脳裏に焼き付いている。「このまま終わってはいけない馬。こうなると、相手がどうのこうのではなく、自分自身との闘い」と指揮官は唇をかみしめた。史上5頭目の有馬記念連覇へ、その巡航速度は確実に上がっている。

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2013年12月12日のニュース