【秋華賞】ティアーモ 坂路4F53秒0 素質馬が夏越え急成長

[ 2013年10月10日 06:00 ]

ティアーモは川田を背に併走馬に何とか先着を果たした

 ティアーモの最終追いには新コンビを組む川田が初コンタクトを取った。ポリトラックでディープミタカ(2歳新馬)を3馬身追走、直線入り口で外から馬体を併せる。追い出してから頭が高くなり瞬時に反応しなかったが、徐々に差を詰めて半馬身先着。鞍上は「おとなしくて、いい走りでした。牝馬としてはゆったりしているし、女の子にとってはいいことですね」と感触を口にした。

 夏場にリフレッシュした後は、稽古でも動けるようになった。1週前の2日に坂路でマークした4F53秒0は、春のオークス(6着)1週前よりも全体時計で3秒7も速い。藤岡健師は「春先は全体的に緩かったが夏を越えて、しっかりしてきた」と成長に目を細める。前走は1000万の古馬相手に快勝。3番手追走から正攻法の競馬で押し切った。デビュー2連勝した素質馬がここに来て急上昇カーブの成長曲線を描き始めた。

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2013年10月10日のニュース