【平和島・トーキョー・ベイ・カップ】平石まくり差し復活V

[ 2013年5月17日 06:00 ]

平和島G1「トーキョー・ベイ・カップ」で優勝した平石

 ボートレース平和島のG1「開設59周年記念トーキョー・ベイ・カップ」は16日、12Rで優勝戦が行われ、5号艇の平石和男(46=埼玉)が昨年2月のとこなめ周年記念以来10度目のG1制覇を飾った。5コースの平石は、センター田村がまくったところを、すかさずまくり差し。優勝戦まで1度も1着がなかったが、最後にバックを先頭で駆け抜けた。

 複勝率29%の低調機を立て直して「いい掛かり具合で1Mの展開にピンポイントで合っていたね」としてやったりだ。昨年後半に勝率を5点台半ばまで落として、33期続いたA1級陥落の危機を味わったが「今はよほど悪いエンジンを引かなければいける」と“復活”をアピールした。

 これで当地通算12V(SG・1V、G1・3V)と抜群の強さ。レース場から程近くの大田区大森で生まれた縁もあるが「もう足を向けて寝られないね。“平”石“和”男で2文字も使っているし」とちゃめっ気たっぷりだ。

 次走はSG笹川賞(福岡)。「まだまだトップを張りたい。何回もSGを獲って年末(賞金王決定戦)に出られれば」。トレードマークの迷彩服はドイツのヘビーメタルバンドにちなんだもの。46歳。まだまだ暴れまくる。

 ◆平石 和男(ひらいし・かずお)1966年(昭41)7月14日、東京生まれ埼玉在住の46歳。埼玉支部。86年3月登録の58期生で同期は池上裕次、三角哲男、田頭実ら。優勝はSG・1V、G1・10Vを含む通算47V。1メートル64、51キロ、血液型B。

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2013年5月17日のニュース