【スプリングS】ロゴタイプ横綱相撲 デムーロ弟「イージーウイン」

[ 2013年3月18日 06:00 ]

好位からの“横綱相撲”でスプリングSを制したロゴタイプ(左端)

 皐月賞トライアル「スプリングS」が17日、中山競馬場で行われ、昨年の最優秀2歳牡馬ロゴタイプがクリスチャン・デムーロ(20=イタリア)との初コンビでV。皐月賞で騎乗する兄ミルコ(34=同)に1冠獲りの夢をつないだ。また、2着タマモベストプレイ、3着マイネルホウオウまでが優先出走権を手にした。

【レース結果】

 検量室前に引き揚げてきたロゴタイプの馬上から、C・デムーロが両手を高々と上げて宙を舞う。G1でもないのに歓喜のデットーリ・ジャンプ。「凄い馬。次もデットーリ・ジャンプをするよう、兄に伝えておくよ」。本番・皐月賞(4月14日、中山)で兄ミルコに手綱を渡す弟は満足そうに笑った。

 1冠獲りを確信させる勝ちっぷりだ。ゲートが開いた瞬間、田中剛師自慢の「ロケットスタート」で半馬身前に出る。外からテイエムダイパワーにかわされても気負うことなく4番手を追走。4角では外から先団をひとにらみ。直線を向いて早々と先頭に立つと、気を抜いて遊ぶしぐさを見せながら、後続を1馬身半差ねじ伏せた。

 「朝日杯FSに騎乗した兄から、好位に付ければ大丈夫と言われた。その通りだった。パワーがあって、反応が速い。強い馬の資質を全て持っている。距離?2400メートルでも大丈夫さ」。絶賛するC・デムーロの傍らでは田中剛師が驚きの声を上げた。「4角から自ら動いて大丈夫かと思ったが、ソラを使う(気を抜く)ほど余裕があるんだもの。凄い馬になっちゃって…。大変なことになった」

 トレーナーの予測をはるかに超えた強さ。最優秀2歳牡馬のタイトルを獲り、スプリングSを完勝した馬は、ミホノブルボンやナリタブライアンなど名馬ばかり。皐月賞に王手をかけたと言っていい。「本番では、強い弥生賞組との対戦になるが、この末脚なら自信をもっていける。本番まで緊張の1カ月です」。表彰式後、ウイナーズサークル前で20分近くファンのサイン攻めにあった同師は表情を引き締めた。デムーロ兄弟が手綱をつなぐ1冠ロード。弟は兄ミルコへ、始動戦の内容をこう伝えると言う。

 「イージーウイン(楽勝)」

 ◆ロゴタイプ 父ローエングリン 母ステレオタイプ(母の父サンデーサイレンス)牡3歳 美浦・田中剛舎所属 馬主・吉田照哉氏 生産者・北海道千歳市社台ファーム 戦績7戦4勝 総獲得賞金1億5409万円。

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