【フェブラリーS】シルクフォーチュン奪冠へ「ベストの状態」

[ 2013年2月14日 06:00 ]

CWコースで追い切られるシルクフォーチュン

 レースで末脚を爆発させる態勢は整った。シルクフォーチュンは片山助手を背にCWコース単走、馬なり。雨で重くなった馬場を問題にせず、弾むようなフットワークで5F66秒1~12秒8で駆け抜けた。藤沢則師の感触がいい。「直線、仕掛ける程度で余力残し。先々週は太い感じがしたが、この感じならベストの状態で出せる」

 昨年は根岸Sを豪快に差し切り、このレースが2着。昨年12月にカペラSを制した今回は、根岸Sをパスして、ここ一本に絞った。「結果論だが、昨年は根岸Sから中2週で、きつかったようだ。だから今年は“冒険”。もう1つ上を目指すために間を空けた」。頂点を極めるため、勇気を持って“休んだ”のだ。

 コンスタントに芝並みの上がり3F34秒台を刻むエンジンは、東京の長い直線にうってつけ。「何とか勲章を獲らせたい」。昨年2着の借りは、ここで返す。

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2013年2月14日のニュース