金沢の名手・米倉“2度目の南関”に注目

[ 2013年1月11日 06:00 ]

米倉騎手

 【地方競馬です!!】金沢競馬の米倉知(さとし、37)が、今週の船橋競馬で南関東期間限定騎乗を開始した。93年春デビューで通算8375戦1231勝(10日現在)。他地区に腰を据えての参戦は昨年度が初めて。「少し慣れてきたかなと思った頃に終わって、アッという間の2カ月でした」。そして「いい勉強になった。頭数が少ない金沢は(レースで)外々を回る機会も多いけど、南関は違う。せめぎ合ってる印象が強かった」と振り返る。そんな中で53戦2勝、2着は10番人気タートルベイでの重賞・金盃など7回だった。

 今週は8、9日に7騎乗で2着1回。ただでさえ南関は若手からベテランまで層が厚いうえ、北海道からは服部、五十嵐、山口竜らの名手も参戦。まずは騎乗機会の確保が最大の課題となる。「鞍はまりがいい」と言うのは期間中所属厩舎の出川克己師。同期の騎手会長・佐藤裕太は「人当たりは柔らかいけど、勝負(レース)ではガッツがあって負けず嫌い。昔から変わらないですね」と笑顔で語った。今年11月4日には金沢で初めて競馬の祭典・JBC競走が開催される。3月8日までに“2度目の南関”でどんなインパクトを残すか注目したい。(池田 裕文)

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2013年1月11日のニュース