【朝日杯ＦＳ】無敗エーシントップ　仕上がり不安なし

スピード自慢のエーシントップ

　類いまれなスピードを武器に３戦３勝のエーシントップ。デビューからの２戦は勝つには勝ったが折り合いが付かず、ひどい競馬。それに対して前走・京王杯２歳Ｓでは行きたがるそぶりすら見せずに２番手追走。追われるとしっかり反応して、２着ラブリーデイに３／４馬身差の完勝だった。課題だった折り合い面の成長について聞くと、蔵之下助手はニヤリと笑った。

　「テンションを上げないよう、中間からメンコを付けたし、レースでもリングハミに変えたからね。もちろん、精神的にも大人になったと思うよ」

　だからこそ、１Ｆの距離延長も「この前みたいな競馬ができれば大丈夫」と不安視していない。もちろん出来も文句なしだ。１週前には坂路で４Ｆ５１秒７の一番時計をマーク。蔵之下助手が仕上がりに太鼓判を押した。「前走は休み明けで七、八分の出来だったからね。今回も体重こそ変わらないけど、締まりが違うよ」

　舞台設定、そして仕上がりに不安なし。無傷でノンストップで２歳王者の座へ駆け上がる。