【朝日杯FS】重賞2勝の実績一枚上 コディーノV指名

[ 2012年12月11日 06:00 ]

 過去10年の結果からV条件を探し、今年の勝ち馬をあぶり出した。

 (1)抽選対象馬 今年は33頭が登録、賞金900万組が抽選対象に。過去10年で出走馬の抽選は7回あったが、抽選突破した馬の成績は【1・0・1・20】。先週の阪神JFと違い、朝日杯FSは抽選突破組が苦戦。勝った07年ゴスホークケンはキャリア2戦だったが、新馬V直後の東スポ杯2歳Sで4着に好走。抽選対象馬は重賞4着以内の実績が必要。今年の抽選対象馬8頭中、この条件をクリアしたのはティーハーフ、ロゴタイプ2頭。

 (2)安定感 キャリアの浅い2歳戦だけに、大きく崩れない安定感が求められる。優勝馬10頭中9頭は3着以下が1回だけだった。残る1頭も8戦して【2402】。キャリア6戦以内で3着以下1回、7戦以上なら3着以下2回以内が条件。2歳S覇者のザラストロ、テイエムイナズマ、マイネルエテルネルは、3着以下に2回敗れており、ここで脱落。

 (3)臨戦過程 東スポ杯2歳S組は4着以内だった馬が4勝と活躍。京王杯2歳S組は勝ち馬が2勝、1番人気で5着に敗れた馬が1勝。今年の京王杯2歳S2着ラブリーデイ、同5着ノウレッジは、それぞれ7、4番人気で敗れており、巻き返しは困難。

 (4)距離 優勝馬10頭は芝1400メートル以上の距離で勝ち星があり、かつマイル以上の距離を経験。デビュー3連勝中のエーシントップは芝1400メートルしか経験しておらず、1Fの距離延長に対応できるか不安。重賞で連続2着のクラウンレガーロは、芝1200メートルでしか勝ち星がなく厳しい戦いが強いられそう。

 (5)実績 新馬→500万を連勝中だった昨年のアルフレード以外の優勝馬は、重賞4着以内の実績があった。残った藤沢和厩舎2頭のうち、フラムドグロワールは重賞未経験。いきなりG1の大舞台は荷が重い。

 ☆結論 全ての項目をクリアしたのはコディーノ。重賞2勝の実績はここでは一枚上。無傷の4連勝で堂々と2歳王者に輝く。

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2012年12月11日のニュース