3ウインズ閉鎖をJRAが発表 室蘭、静内と銀座通り

[ 2012年10月16日 16:32 ]

 日本中央競馬会(JRA)は16日、場外馬券売り場「ウインズ」の室蘭(北海道室蘭市)、静内(同新ひだか町)、銀座通り(東京都中央区)の3カ所を来春に閉鎖すると発表した。室蘭と静内は来年の5月下旬、銀座通りは3月下旬に営業終了となる。

 馬券の総売り上げは昨年まで14年連続で減少し、JRAは抜本的な事業構造の見直し、改革に取り組んでおり、今回はその一環となる。これまで場外馬券売り場が閉鎖になった例はあるが、JRAの事情で閉まるのは初めて。

 電話・インターネット投票での馬券購入額が全体の約6割を占め、場外馬券売り場に足を運んで直接購入する利用者は近年減少している。賃貸料や人件費なども踏まえると、ウインズ事業は収益が厳しいのが現状。JRAの鈴木良治ウインズ事業運営担当理事は「電話投票の利便性向上と著しい普及という時代の変化もあり、総合的に検討した」と経緯を説明した。

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2012年10月16日のニュース