【菊花賞】コスモオオゾラ底力だ ラスト1冠間に合った

[ 2012年10月16日 06:00 ]

 春を沸かせたコスモオオゾラが3冠最終戦に間に合った。ダービー6着後に両第1指骨剥離骨折が判明。夏場は完治を待ってトレーニングを再開し、4日に美浦に戻った。

 日曜の14日にWコースで6F81秒7~1F13秒5と長めから追い切り、急ピッチに態勢を整えている。通常調教日となった15日、高橋博師は「骨折自体は軽度だったので、今は問題ない。ただ治ってから調教ピッチが思ったほどは上がらず、本番の前に1回使えなかったので…。とにかく、今は最善を尽くすだけ」と思いを語った。

 3冠皆勤はクラシック優勝馬2頭、トリップ、そしてオオゾラの4頭だけ。ディープブリランテから0秒3差に食い込んだダービーを見ても能力差はない。パートナーの柴田大は「フットワークは春より大きくなったし、背も伸びた印象。最終追い(17日)で間に合うと思う」とG1戦線を一緒に戦ってきた相棒の底力に託している。

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2012年10月16日のニュース