【菊花賞データ分析】ユウキソルジャー“激走ローテ”だ

[ 2012年10月16日 06:00 ]

データ分析で好走条件がそろったユウキソルジャー

 菊花賞過去10年の結果から好走馬の傾向を探る。1番人気馬が【3124】と信頼度一息。しかも3勝のうち2勝は3冠馬によるものだ。今年はダービー馬と皐月賞馬が激突するが、波乱のにおいも。

【菊花賞】

 (1)通算成績 上がり馬でも勝負になるレースだけに勝利数は不問でいい。ただし、キャリア4戦以下の馬は04年オペラシチー、07年ロックドゥカンブの3着が最高。ダノンジェラートには厳しい戦いとなりそうだ。

 (2)重賞実績 3着以内30頭で重賞未経験だったのは10年3着のビートブラックだけ。重賞を経験したことが大一番で生きてくるケースが多い。ともに3連勝中のタガノビッグバン、フェデラルホールが脱落。勢いだけでは通用しないのが菊花賞だ。

 (3)臨戦過程 長丁場だけに休養明けでは息切れが心配。3着以内30頭のうち29頭までが9、10月に走っており、残る02年2着ファストタテヤマも8月の札幌記念からの参戦だった。ダービー馬ディープブリランテは7月以来。地力は認めてもデータ的には不利と言わざるをえない。

 (4)前走 3着以内30頭のうち神戸新聞杯組が20頭と圧倒的。神戸新聞杯敗戦からの巻き返しも少なくなく、1勝3着1回の6着までは軽視禁物。その他の路線で4着以下から巻き返したのは古馬相手の重賞だった2頭だけ。神戸新聞杯8着以下の2頭とセントライト記念4着以下の4頭をまとめて切る。

 (5)舞台適性 連対馬20頭のうち芝2200メートル以上でも京都でも連対歴がなかったのは05年2着のアドマイヤジャパンだけ。特殊な舞台だけに、少なくともどちらかの適性を証明していないと信頼できない。しぶとく残っていたビービージャパンがここで涙。

 ☆結論 5頭が残ったが、皐月賞馬ゴールドシップは京都未経験(勝ち馬1頭だけ)が不安材料。(5)の条件を両方とも満たすユウキソルジャー、ロードアクレイムを上位にとる。中でもユウキの1000万V→神戸新聞杯3着以下は勝ち馬3頭を出している“激走ローテーション”。ユウキソルジャーを乱菊の使者に指名する。

続きを表示

2012年10月16日のニュース