【飯塚オートレースＧＰ】高橋　史上４人目ＳＧ全冠制覇

【飯塚オートレースＧＰ】前人未踏のＳＧ・Ｖ１９＆グランドスラム達成の王者・高橋貢

　飯塚オートのナイターＳＧ「第１６回オートレースグランプリ」（優勝賞金１５００万円＝副賞を含む）は１９日、１２Ｒで優勝戦が争われ、２周１コーナーで先頭に立った１番人気の高橋貢（４１＝伊勢崎）が独走ゴール。昨年４月のオールスター（川口）以来、通算１９回目のＳＧ制覇を飾ると共に片平巧、永井大介、浦田信輔に続く史上４人目のＳＧ全冠制覇を達成した。

　結果的に底力の違いを見せつけた優勝戦だった。１回目のスタートで高橋義がＦ。仕切り直しのスタートになっても決して慌てることはなかった。「試走から行き方が良かった。スタートさえ遅れなければ行けると思っていた。エンジンは微調整くらいだったけど仕上がっていた」と満足げ。ほぼ９周を逃げ切って「長かった」と緊張から解放されてホッとした表情ものぞかせていた。

　０２年に全日本選抜（伊勢崎）を制し、ＳＧグランドスラムに王手をかけてから約１０年という難産の末につかんだ待望の勝利。「それが何よりだね」と笑顔いっぱい。「次はＳＧ２０Ｖを目標に頑張りたい」と悠然と大台を見据える。王者・高橋貢がこのまましばらくＳＧ戦線をけん引しそうなムードだ。

　◆高橋　貢（たかはし・みつぐ）１９７１年（昭４６）６月１４日、群馬県伊勢崎市生まれの４１歳。伊勢崎支部所属。９１年６月２８日登録の２２期生。同期は笠木美孝、田方秀和、青島正樹ら。通算１７０Ｖ。趣味はランニング、ゴルフ。１メートル７３、５６キロ。血液型Ｂ。

　▽オートのグランドスラム　ＳＧ競走の全日本選抜、オールスター、オートレースＧＰ、日本選手権、スーパースター王座決定戦に優勝。