【神戸新聞杯】カポーティスター 分厚い壁に挑戦

[ 2012年9月20日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・栗東=19日】神戸新聞杯・カポーティスターの話を聞こうと、矢作厩舎に向かった坂田。渋田助手がまず触れたのは月曜のセントライト記念、ダービー2着馬フェノーメノの完勝劇だった。「レース前から応援していた。これでディープブリランテの強さが引き立つ」。陣営にとっては、鼻差でダービー馬の称号を争った“戦友”。その勝利を興奮気味に喜んだ。

 春に挙げた実績は、そう簡単に崩せない。と言うことは、皐月賞馬ゴールドシップが控える一戦は、カポーティスターにとって難関か?渋田助手は腕組みしながら、こう表現した。「格上挑戦だが、現時点で100%の力は出せる」。前走(玄海特別2着)は、直前に北海道から栗東へ輸送して「馬なり1本だけの調整」(同助手)。叩いた上積みは確実に見込める。実績という分厚い壁を破る可能性を秘めていることは確かだ。

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2012年9月20日のニュース