ウインバリアシオン屈腱炎 全治9カ月…来春G1も微妙

[ 2012年9月20日 06:00 ]

左前浅屈腱炎を発症し来春のG1も危ぶまれるウインバリアシオン。今春の天皇賞・春で3着、宝塚記念で4着の好走

 JRAは19日、昨年の青葉賞勝ち馬で、今春も天皇賞3着、宝塚記念4着と、G1戦線で上位を争ったウインバリアシオン(牡4=松永昌)が、左前浅屈腱炎を発症したと発表した。エコー(超音波)検査を行い、損傷率15%の屈腱炎と判明して今季絶望。来春のG1出走も微妙となった。

 「先週、15―15(1F15秒程度のキャンター)をやった後、(患部が)モヤモヤした。その後、(炎症が)引いたから大丈夫と思っていたが…」と松永昌師は残念そう。「診断は(全治までに)9カ月。そこまでかからなければいいが…。ノーザンファームしがらき経由で北海道に移動し、もう1度(患部を)診察してもらう」と話した。

 13日にはアパパネに右前浅屈腱炎が判明し引退に追い込まれたばかり。今年に入ってグルヴェイグ、トーセンホマレボシが屈腱炎で引退、アルフレード、ワールドエースが戦線を離脱している。

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2012年9月20日のニュース