【セントウルS】浜中マジン 前から押し切る!G1の叩き台じゃない

[ 2012年9月7日 06:00 ]

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」はセントウルSでマジンプロスパーに騎乗する浜中騎手を直撃した。  

 ――マジンプロスパーは中間ノータッチ。

 浜中 でも、話は聞いています。放牧に出ると緩む面があるから早めに帰厩して十分乗り込み、好仕上がりだそうです。

 ――前走(CBC賞1着)はスタートから出していった。

 もともとスタートは速い。それに重量(57・5キロ)を背負っていたし、馬場も渋っていた(重)ので、ある程度前で競馬をした方がいいと判断しました。

 ――以前はハミに頼るような感じで走っていた。

 その頃はトモ(後肢)に力が付いていませんでした。パンとしてきた今は、上手に走ってくれています。

 ――早め先頭から押し切った。

 追ってからスパッと切れるようなタイプではない。ジリジリ行って粘り込むのがこの馬の形だと思います。

 ――先頭に立って気を抜くような面は?

 阪急杯(3走前1着)も早め先頭という形でしたが、フワフワしたり気を抜いたりといった面は全くありません。

 ――メンコ(耳覆い)をしているのは?

 音に敏感な面があるらしいです。でも、乗っている限りではそれほど感じません。今は外しても大丈夫なのでしょうが、あえてそうする必要もないので、今回も着けてくると思います。

 ――目標はスプリンターズS?

 もちろんそうでしょうが、だからと言って今回は叩き台という気持ちはありません。いつもと同じように前へ行って押し切る競馬をするつもりです。

 ――カレンチャンなど強敵が相手。

 短距離戦だけに少しの差が実は大きいのかもしれません。それでも、徐々に差を詰めているのは事実。今回も楽しみです。

続きを表示

2012年9月7日のニュース