苦難の日々振り返る後藤、喜び胸に復帰騎乗へ!

[ 2012年9月7日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・美浦=6日】「この4カ月は本当に長かった」。5月のNHKマイルCで落馬、頸椎(けいつい)骨折で休養していた後藤が今週の復帰に向け、寺下を含めた報道陣の前で思いを語った。

 「空白の時間はイメージすることに専念。いい走りをする馬、うまい乗り方をする騎手を見て、自分をそこへ投影させてきた」。4カ月間もの空白は初めて。「落馬の危険があったし、馬に乗ってはいけないと主治医から止められていた。元気だったのに乗れないのはストレスだった。2カ月がたち、あと2カ月は駄目と言われた時には…。引きこもりになったしヤケ酒も飲んだ」と苦難の日々を振り返る。8月22日に調教騎乗を再開。「ずっと乗りたいと思い続けてきたから楽しみで仕方なかった」。土日は中山で8鞍に騎乗。「楽しみだけ持って中山のパドックに行きたい」。21年目、ベテランの表情は騎乗できる喜びに満ちていた。

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2012年9月7日のニュース