【オールスター】浦田、新鋭に“不覚”反省

[ 2012年4月28日 06:00 ]

<伊勢崎オールスター>巻き返しに燃える浦田

 3日目は予選最終日。3日間の平均競走得点上位32人が、4日目9~12Rの準決勝戦に駒を進める。3日目10Rには、昨年MVPを獲得した浦田信輔(飯塚)が大外8枠で登場。強豪集結の初日12Rを快勝してリズムに乗るかと思われたが、2日目11Rは3着と不完全燃焼の走りに終わった。準決進出には問題のない立場だが、予選ラストをしっかり勝ち切って締めくくりたいところだ。

 2日目11Rで31期のスーパールーキー・青山との直接対決に臨んだ浦田。結果は3着。道中思うように追い込めず「序盤に無理して内に向けていたので、後半はタイヤに負担がかかってしまっていた」と悔しそうな表情をのぞかせた。

 エンジン面も「決して悪くはないけど、乗っていて何かが違う」としきりに首をかしげる。「タイヤも迷っている状態だけど、エンジンをかけながら何とか合わせていきたい」と巻き返しに静かに闘志を燃やしていた。

 昨年末にはスーパースター(川口)を制して史上3人目のSGグランドスラマーとなるなど充実期を迎えている。常に1着を目指す姿勢はオート界屈指だけに、3日目12Rは必勝を期して臨む。

 その浦田を慌てさせた青山が、SG初出場のプレッシャーを感じさせず連勝の快進撃でシリーズを盛り上げている。エンジンで気に入っている点を聞かれても「特に見当たらない」と厳しい表情。「悪くはないが、先のことを考えるともっと良くしないと勝てない」と集中力も維持できている様子。3日目6Rで予選全勝突破にアタックする。

 主力クラスでは金子、荒尾、中村、有吉、永井らが順当にポイントを積み上げている。一方、初日6着に沈んだ高橋貢は2日目12Rも3着に甘んじた。パワー的に迫力が感じられない状況で心配だ。伏兵陣では田村、藤川、阿部仁らの踏ん張りが目立っている。

  

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2012年4月28日のニュース