【天皇賞・秋】ブエナビスタ「中年体形」！？

＜天皇賞・秋＞東京競馬場に到着後、引き運動をするブエナビスタ

　ブエナビスタは午後３時５６分に決戦の地・東京競馬場に到着した。厩舎周りの引き運動を約４０分間行い汗を流してから馬房へ入った。歩様はスムーズで落ち着いた様子。引き運動を終えた山口厩務員が感触を口にする。

　「輸送は問題ない馬だからね。栗東にいる時よりもピリッとしてきた。競馬というのを感じてくれたのかな」

　陣営はこの中間、太め残りを心配していたが「放牧からは、いつもより立派になって戻って来たからね。若い時みたいに攻め馬で動かなくなっているし、すっとは（体重が）落ちない。カイバ食いがますます旺盛になって中年体形になってきたな」と苦笑いを浮かべた山口厩務員。東京コースは昨年の天皇賞を含みＧ１・３勝を挙げている舞台。「体に少し余裕があっても気持ちさえ入ってくれれば。東京ではいつも力を出してくれているから」と力強く締めた。