【安田記念】サンカルロ“併入”も高速１１秒７

ショウナンアクロス（右）と併せて坂路で追い切るサンカルロ

　サンカルロの本追い切りは坂路の３本目。ショウナンアクロス（６歳１０００万）を４馬身追走し、残り２００メートルから追い出した。相手もキビキビと動いたため併入にとどまったが、４Ｆ５５秒６でラスト１Ｆは１１秒７。普段通りの速い時計で駆け上がった。

　「あのくらいは動く。体に余裕もありそうなので併せて負荷を掛けた」と大久保洋師は予定通りの調教に納得の表情だ。東京コースへの対策として中間、右ブリンカーを試したが、今回初コンビを組む横山典のアドバイスで必要なしと判断した。「何度もレースで対戦して、よく見てくれているのだろう」と指揮官も名手の進言を重んじた。

　「流れが速くなる１２００、１４００メートル戦の方が乗りやすいことは確かだが、昨年くらい速い流れなら面白いんじゃないか」とハイペースからの差し切りに懸けている。