【ユニコーンS】グレープ「いいね」納得12秒6

[ 2011年6月2日 06:00 ]

グレープブランデーは坂路で絶好の動きを披露

 3歳ダート重賞・ユニコーンSの最終追い。断然の主役候補もグレープブランデーは坂路で上がり重点の追い切り。最初の1Fは15秒7とゆったり入り、次の2Fは14秒2、12秒7と徐々に加速。力強いフットワークを披露して、ラスト1Fは12秒6で締めくくった。安田師は納得の表情を浮かべた。「いいね。先週末にしっかりやっているので、今週はゆったりと。調子は良さそうだよ」

 前走のいぶき賞は好位の外めから手応え良く抜け出した。師が「首差だったけど安心して見ていられた」と振り返る通り、着差以上の勝ちっぷりだった。今回は長距離輸送とマイルへの距離短縮がポイントとなるが、陣営は課題克服へ手応えを得ている。「ジョッキー(横山典)はマイルでもいいと言ってくれているから。前に目標となる馬がいれば競馬はしやすい」

 1戦ごとにレースを覚えて、気性面でも着実な成長を見せている。出世レースのこの重賞タイトルを手にして、世代のダート王へ名乗りを上げる。

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2011年6月2日のニュース