【安田記念】ショウワモダン鼻出血で回避…引退

[ 2011年6月2日 06:00 ]

追い切り後、鼻出血を発症して引退が決まったショウワモダン

 昨年の安田記念の覇者ショウワモダン(牡7=杉浦)が1日の追い切り後に鼻出血を発症し安田記念回避、引退することが決まった。

 ショウワは安田記念連覇を目指して、杉浦師を背にウッドチップコースで併せ馬。5F66秒3をマークして首差先着したが、指揮官は「昨年のようなグッと来る手応えがない。体力の限界のようだ」と納得のいかない表情でコメントした。その後に馬の様子を確認したところ鼻出血を発症していたことが分かった。関係者が協議した結果、安田記念の回避だけではなく、このまま引退することになった。

 「追い切りの動きが本物ではないと思ったが…。ここまでよく頑張ってくれたし、ご苦労さまと言いたい」と杉浦師は厩舎を支え続けてきた7歳馬に感謝した。通算成績は重賞2勝(10年安田記念、ダービー卿CT)を含む47戦10勝。総獲得賞金は3億4650万円。今後は未定。

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