競輪の共同通信社杯開幕 村上義らが2次予選へ

[ 2011年4月7日 18:03 ]

 東日本大震災の被災地支援競輪として実施される第26回共同通信社杯春一番(G2)は7日、佐賀県の武雄競輪場で開幕し、第1日は1次予選12レースが行われ、日本選手権優勝の村上義弘(京都)ら63人が8日の2次予選に進んだ。第9レースで勝った渡辺一成(福島)は福島第1原発近くの実家が倒壊。勝利インタビューで「被災者は負けないぞー」と叫んだ。

 開会式では代表選手7人がファンと一緒に黙とう。全選手が喪章をつけてレースに臨んだ。場内の特設ステージでは、今回のレースに出場していない地元選手が慈善オークションや募金活動などを行った。音頭を取った日本競輪選手会佐賀支部長の原司は「大震災後初めての、また武雄では6年ぶりのビッグレース。この機会に少しでも力になれれば」と話した。

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2011年4月7日のニュース