【桜花賞】ドゥルガー状態万全!内田「チャンスある」

[ 2011年4月7日 05:45 ]

<桜花賞>ウッドコースを単走で追い切るデルマドゥルガー

 【G1ドキュメント・美浦=6日】真冬並みに冷え込んだ前日とは一転、朝から気温が上がった美浦トレセン。フリースを着込んで取材に臨んだ浜田は、汗ばむ陽気に後悔を覚えながら、双眼鏡越しにデルマドゥルガーの動きを追った。まずは南A(ダート)コースを軽く1周して脚慣らし。十分な準備運動をこなしてからWコースへ移動した。前半はじっくりと構え、徐々にペースアップ。直線に入って軽く気合をつけられると、馬体をグッと沈めて反応した。すぐに堀井師のもとへ。「先週びっしり追って仕上がっているし、きょうは軽い感じで。素軽いし動きは申し分ない」と笑顔だ。

 ここまでメンバー中最多となる10戦を消化。「結構タフなローテで使ってきたけど、体がしぼんだこともない。丈夫だしずぶとい神経をしている。使いつつ成長している感じもあるから頼もしい馬だよ」とトレーナーは目を細める。今回人気を集めそうなホエールキャプチャ、フレンチカクタス、ライステラスとは、これまでに対戦して小差のレースをしてきた。「全部完敗だから…」と苦笑いしながらも「それだけの強い馬と戦ってきた点は評価できる。前走(クイーンC2着)もスローペースになったけど、最後は後方からよく伸びてきたからね」と前向きだ。

 調教が全て終わってから手綱を取る内田にも話を聞いた。「レーヴディソールという強い馬がいなくなって混戦。牝馬にしては落ち着いているし、チャンスはある」と力強い。浜田の◎候補が、また1頭増えてしまった…。

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2011年4月7日のニュース