女子競輪合格発表 渡辺ゆかり第二の聖子目指す!

[ 2011年2月26日 06:00 ]

スピードスケートから転向。会見で意気込みを語る渡辺ゆかり

女子競輪「第1回生徒」合格発表

 来年7月から48年ぶりに復活する女子競輪の「第1回生徒」の合格者36人が25日、JKAから発表された。スポーツ選手、高校生、主婦ら18~48歳の幅広い世代が合格。そのうち、渡辺ゆかり(29)、田中麻衣美(28)、白井美早子(23)が都内ホテルで行われた記者会見で合格の喜びと今後の抱負を語った。「第1回生徒」は5月10日に静岡・伊豆市の日本競輪学校に入学、約1年間の訓練を経て、来年7月にプロデビューする。

 未知なる世界でもう一度輝くため女子競輪選手へ。元スピードスケート五輪代表の渡辺ゆかりは競輪学校合格の知らせに「この日を心待ちにしていた」と愛くるしい笑顔を振りまいた。18日の二次試験を腰痛のため途中で中止、23日に再試験を受けただけに喜びもひとしおだ。「日本の競輪と自転車競技を両立させたい。ロンドン五輪を目指します」。並々ならぬ決意を胸に新たなチャレンジの扉を開く。

 3歳から始めたスケートはアマチュア時代から頭角を現した。00年に富士急行へ入社。スケート短距離界のホープとして期待されたが、02年ソルトレークシティー五輪9位、06年トリノ五輪15位と、メダルには手が届かなかった。そして10年バンクーバー五輪は出場を逃した。目標を見失いかけたときに「女子競輪が手応えなく終わった私に火を付けてくれた」。スケート時代のオフシーズントレーニングでペダルを踏んでいたため「違和感なく」自転車競技へ転身。女子競輪第1回生徒36人の中でも指折りの実力者として成長を遂げた。

 スピードスケート、自転車競技で計7度の五輪出場、同郷でスケート界の大先輩になる橋本聖子参院議員は「女子競輪復活の初年度に後輩が目指してくれたことに感激しています。スピードスケートで鍛えた脚力とオリンピックでの経験を生かして女子競輪を盛り上げていってください」とエールを送った。“第2の橋本聖子”を目指し、夏の五輪出場を目標に掲げた渡辺は「自転車のコンマ1秒はまだまだ伸びしろがある。まだ何かつかめそうだし本当におもしろい。プロデビューしたらどんなときも競り勝ち、速くて強い選手を目指します」。バンクをリンクのように軽やかに走る姿をイメージしながら、新たな目標に向かって歩み出した。

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