荒尾競馬場で佐賀競馬と交流レース

[ 2010年10月29日 18:54 ]

 熊本県荒尾市の荒尾競馬場で29日、佐賀競馬(佐賀県鳥栖市)の競走馬が参加する交流レース「九州スーパースプリントシリーズ」が始まった。地方競馬の経営改善に向け、運営する自治体が異なる複数の競馬場で常時開催の交流レースを新設する初の試み。

 レースは950メートルの「超短距離走」で佐賀競馬の3頭、荒尾競馬の7頭の計10頭で争われた。2頭がゴール直前まで激しく競り合い、観客席からは大きな歓声が上がった。1着は5番人気の佐賀競馬の「ギオンゴールド」だった。
 荒尾競馬組合によると、同レースの売り上げは約1千万円で、入場者は普段よりも2割程度多い977人。“荒尾競馬ファン”という隈元一馬さん(80)=荒尾市=は「馬券は外したが、短距離での馬の能力は未知数だったので、人気が割れて楽しいレースだった」と笑顔で話した。
 交流レースは30日には佐賀競馬場で開かれる。佐賀県競馬組合の担当者は「荒尾競馬との交流が良い関係で続き、お客さんにも興味を持っていただければうれしい」としている。

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2010年10月29日のニュース