【福島牝馬S】応援したくなる…タフなウェディングフジコ

[ 2010年4月21日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・福島牝馬S=美浦20日】注目度が高いのはフローラSだが、浜田はヴィクトリアマイルを占う上で重要な福島牝馬Sにも熱視線を送る。

 今年のメンバーで気になるのはウェディングフジコ。前走・中山牝馬Sで3/4馬身差2着。初勝利までに18戦を要した馬が、タイトルに手が届くところまで、はい上がってきた。高速馬場、道悪、ダートと条件を問わず結果を出してきた姿に、斉藤助手も「本当にタフ。頭が下がる」と最敬礼だ。未勝利戦を勝ち上がれないまま500万下に挑戦し続け3連闘も経験。半年で11戦したこともあった。苦楽をともにしてきたスタッフも思い入れは強い。「今思えば、あの頃の厳しい経験が生きているのかも。好位の競馬が板に付いてきたし福島の荒れた馬場も問題ない。何とかタイトルを獲らせてG1に向かいたい」。馬券に関係なく応援したくなる1頭。浜田はそう思いながら厩舎を後にした。

続きを表示

2010年4月21日のニュース