【全日本プロ・スプリント】北津留“本業”も弾むV

[ 2009年5月18日 06:00 ]

 第18回寛仁親王牌(7月4~7日、青森競輪場)の出場権とシード権を懸けた「第56回全日本プロ選手権自転車競技大会」が17日、花月園競輪場で行われた。

 1キロタイムトライアルは新田祐大(23=90期)が強風を克服して初優勝。「1キロTTは五輪種目にないが、世界を目指してアピールするには、1秒でも2秒でもタイムを縮めたい」と振り返った。
 スプリントは北津留翼(24=90期)が成田和也を2―0で下して初優勝。「路面が濡れてなくて良かった。本業(競輪)がいまひとつなので、この優勝をきっかけに両立できるように頑張りたい」。新田同様に喜びとともに自転車競技との両立に意欲を見せた。
 ケイリンは打鐘から逃げた小林に平原―武田で続いて平原が番手からまくり、武田豊樹(35=88期)が追い込んで4連覇の偉業を達成。「前で頑張ってくれた小林君と平原君のおかげ。最終バック過ぎには平原君と(ワンツーが)決まると思った」。平原との上位独占に笑顔を見せた。
 なお、1キロタイムトライアルとスプリントの優勝者には初日・日本競輪選手会理事長杯の出場権が与えられ、両種目の2~3着、チームスプリント優勝の3人、ケイリンの2~9着は初日・特別選抜予選にシードされる。

 【各レース成績】
 ▼1キロタイムトライアル (1)新田祐大(福島)1分04秒933(2)中川誠一郎(熊本)1分05秒250(3)松田優一(茨城)1分05秒869
 ▼チームスプリント (1)中部地区(柴崎淳、浅井康太、柴崎俊光=以上三重)
 ▼スプリント (1)北津留翼(福岡)(2)成田和也(福島)(3)金子貴志(愛知)
 ▼ケイリン (1)武田豊樹(茨城)追い込み=2分54秒95(2)平原康多(埼玉)(3)岡部芳幸(福島)(4)海老根恵太(千葉)(5)村上義弘(京都)(6)有坂直樹(秋田)(7)酒井耕介(京都)(8)村上博幸(京都)(9)小林大介(群馬)

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2009年5月18日のニュース