【オークス】死角なしの大本命馬ブエナビスタ

[ 2009年5月18日 16:19 ]

 競馬の牝馬クラシック第2弾、第70回オークス=優駿牝馬(G1)が24日、東京競馬場で行われる。ダービーと同じ芝2400メートルでのサラブレッド3歳牝馬の争い。桜花賞優勝のブエナビスタが勝てば6年ぶりの2冠牝馬誕生。桜花賞2着のレッドディザイア、フローラステークスを制したディアジーナなどが逆転を狙う。

 デビュー2戦目から4連勝で桜花賞を制覇。同じ牝馬には負けていないブエナビスタが主役であることは動かせない。阪神ジュベナイルフィリーズと桜花賞のG12レースを鮮やかな追い込みで制したが、コースが広い東京の舞台ならますます、その末脚に磨きがかかるはずだ。
 桜花賞からの一気の距離延長にも、コンビを組む安藤勝己騎手は「引っ掛かる馬じゃない。中長距離の方が乗りやすい」と自信ありげに語る。勝てば6年ぶり11頭目の牝馬クラシック2冠。現状では死角なしの大本命馬と言ってもいい。
 桜花賞でブエナビスタ陣営を慌てさせて2着になったレッドディザイアは、まだキャリア3戦で伸びしろは十分にある。もともと「オークス向き」の評価だった。桜花賞に向かわず、オークス一本に標準を合わせてきたフローラステークス優勝のディアジーナとともに逆転の期待がかかる。
 忘れな草賞を勝ったデリキットピースは2戦して負け知らず。桜花賞3着のジェルミナル、東京でのスイートピーステークス1着のブロードストリートも不気味。阪神JF2着のダノンベルベール、ハシッテホシーノも警戒したい。

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2009年5月18日のニュース