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【1972年5月】瀬戸の花嫁/イメージピッタリ 小柳ルミ子のひと言がヒントで大ヒット

「私の城下町」に次ぐヒット曲となった小柳ルミ子の「瀬戸の花嫁」
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 ★72年5月ランキング★
1 瀬戸の花嫁/小柳ルミ子
2 太陽がくれた季節/青い三角定規
3 許されない愛/沢田研二
4 恋の追跡/欧陽菲菲
5 夜明けの停車場/石橋正次
6 子連れ狼/橋幸夫
7 北国行きで/朱里エイコ
8 結婚しよう/よしだたくろう
9 波止場町/森進一
10 この愛に生きて/内山田洋とクールファイブ
※ランキングは当時のレコード売り上げ、有線放送、ラジオ、テレビのベストテン番組などの順位を参考に、話題性を加味してスポニチアネックスが独自に決定。

 【瀬戸の花嫁/小柳ルミ子】

 「私、お嫁になんか行きません。ずっと歌を歌い続けます」。20歳の人気歌手が思わず口にした言葉がヒントになって、レコード売り上げ80万枚に達するヒット曲が生まれた。

 71年、「私の城下町」でいきなりミリオンセラーを飛ばしてデビューした小柳ルミ子の4枚目のシングル。ルミ子の言葉に反応した、事務所側が「だったら歌の中でお嫁に出しちゃおう」といういたずら心が働いて制作が進められた。「私の…」以来、一貫して“ディスカバリー・ジャパン”路線の曲を歌ってきた流れを踏襲して、テーマは瀬戸内海周辺にということがスタッフ会議で決定した。

 作詞の山上路夫と作曲の平尾昌晃が大した打ち合わせもせず、瀬戸内海というテーマだけで別々に歌詞と曲を作った。ところが、いざ作品を付き合わせてみると、これがピッタリ。特に「瀬戸内海に抱いているイメージがほぼ一緒だった」(平尾)。山上は瀬戸内海の島々を訪れたことがなく、かつて船に乗って四国へ向かった際の夕焼けと段々畑の記憶を頼りに詞をつむいでいった。

 出来上がった作品は「瀬戸の夕焼け」と「峠の花嫁」の2本。このタイトルを一つにしたのが「瀬戸の花嫁」となり、デビュー以来、やや下降線をたどっていたルミ子の人気を復活させ、秋には第3回日本歌謡大賞で大賞を受賞。年末の日本レコード大賞でも歌唱賞に選ばれ、2年目のジンクスを吹き飛ばし、以後歌手・小柳ルミ子の地位を磐石なものにした。

 モデルとなった島がどこなのか?という話題にもなったが、実際にはないというのが正解。レコード発売キャンペーンとして、昔話の「桃太郎」に登場する鬼ケ島伝説がある、高松市沖の女木島をルミ子が訪れ、歌のイメージ作りをした。

 「瀬戸の…」がヒットチャートを上昇していた5月、ルミ子はヤクルトの「ジョア」のCMにも出演。ステージやテレビでの日本的でしとやかなイメージとは違い、ブラジル・ロケで撮影した映像は、自身が歌う「ジョア、ジョア、誰のもの」というCMソングとともに健康的な笑顔がはじける印象的なものになった。

 ヤクルトの社長がルミ子のファンで所属事務所の渡辺プロの渡辺晋社長と懇意だったことから、CM出演が決定。「ジョア」自体は2年前から発売されていたが、このCMで売り上げが急増。当初半年契約だったCM出演も延長となった。
 

 

[ 2011年5月28日 06:00 ]

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