「国宝」オスカー獲得ならず…米アカデミー賞メーキャップ&ヘアスタイリング賞に初ノミネートも

[ 2026年3月16日 08:54 ]

映画「国宝」のポスター(C)吉田修一/朝日新聞出版(C)2025映画「国宝」製作委員会
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 米映画界最大の祭典、第98回アカデミー賞の発表・授賞式が15日(日本時間16日)にハリウッドで開催された。日本映画で初めてメーキャップ&ヘアスタイリング賞の候補入りを果たしていた映画「国宝」は受賞を逃した。

 今回受賞となったのは、メアリー・シェリー原作のゴシック小説「フランケンシュタイン」をギレルモ・デル・トロ監督・脚本で映画化した「フランケンシュタイン」。怪物のメークには11時間かかるという。昨年11月にNetflixで独占配信された。

 ノミネートされたのはヘアメークの豊川京子さん(70)と歌舞伎メークの日比野直美さん(63)、舞台床山の西松忠さん(64)。

 メーキャップ&ヘアスタイリング賞はアカデミー賞の中の一つで、メーキャップにおいて最優秀であると選ばれた映画作品、およびそのメーキャップ・アーティストに与えられる。1981年の第54回アカデミー賞で初めて設けられた。過去には日本出身で米国在住のメーキャップアーティスト、カズ・ヒロ(旧名:辻一弘)氏が17年に「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」で、19年には「スキャンダル」で2度の受賞を果たしているが、日本映画としての候補入りは初めてだった。

 国宝は俳優の吉沢亮が主演、横浜流星が共演し、上方歌舞伎の世界でしのぎを削る二人の50年にわたる芸道を描いた一代記。受賞の対象となったメーキャップ技術は、若き日から老境に至るまでの役者陣の壮絶な変化を見事に表現した。吉沢や横浜らが吹き替えなしで挑んだ迫真の歌舞伎シーンの美しさと、半世紀の時の流れを視覚化した圧倒的な技術力が、ハリウッドの審査員からも高く評価された形だ。

 14日に行われた日本アカデミー賞の授賞式では作品、監督など最多の10部門で最優秀賞に輝いた。興行面では昨年11月には興行収入が173.7億円を突破し、「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(03年、173.5億円)の記録を21年ぶりに塗り替え、2月15日までに邦画実写史上初となる200億円を突破した。

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