「いのこりぐみ」菊地凛子が舞台初挑戦「鎌倉殿」小栗旬から刺激「全くの別人 衝撃」三谷幸喜氏に自ら打診
舞台「いのこりぐみ」菊地凛子インタビュー(上)
Photo By 提供写真
キャリア27年を誇る女優の菊地凛子(45)が初舞台に挑む。三谷幸喜氏(64)が作・演出、俳優の小栗旬(43)が主演を務める話題作「いのこりぐみ」(1月30日開幕、東京・IMM THEATER)で、いわゆるモンスターペアレント役を演じる。三谷氏&小栗とは2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に続く再タッグ。米ハリウッドをはじめ映画を中心に活躍してきた菊地に、新境地に臨む心境を聞いた。
三谷氏がワンシチュエーションのディスカッション劇を書き下ろし。登場人物は4人で、大人計画の平岩紙と三谷作品の常連・相島一之が共演。放課後の小学校の教室を舞台に、時に笑いにあふれ、時にスリリングな丁々発止の会話劇が展開される。
ある児童の母親(菊地凛子)が、面談のために残っていた若手教師(小栗旬)と教頭(相島一之)の2人を訪ね「息子が担任に嫌われているから、担任を変えてほしい」と主張。そこへ当の担任教師(平岩紙)も現れる。若手教師と教頭は、母親と担任の双方から話を聞き、解決の糸口を探るが…。
菊地は三谷氏が脚本を担当、小栗が主人公・北条義時役を演じた「鎌倉殿の13人」で大河初出演を果たし、義時の3番目の妻・のえ役。終盤のキーパーソンを託され、見事に応えた。
今作は“菊地プロデュース”とも呼べる菊地発信の企画。小栗は「鎌倉殿」のクランクアップ(10月25日)からわずか2カ月後(12月26日)に開幕した舞台「ジョン王」(東京・Bunkamuraシアターコクーン)に主演。俳優の吉田鋼太郎が演出を手掛けたシェイクスピア劇に、菊地は「旬くんとは半年ほど大河の現場でご一緒したんですが、短期間で全くの別人になっていたことに衝撃を受けました。ましてや1年半も義時を演じ切った後。約2時間半ずっとエネルギッシュなお芝居で、そのバイタリティーに感動しました」と刺激を受けた。
「いち観客として楽しんできた舞台に自分が立つことは今まで考えていませんでしたが、旬くんの姿に意欲的な気持ちになりました。三谷さんは、それまで自分が演じてきたタイプとは違う役で役者にチャンスを与えてくださる方。(昨年10月期のフジテレビ“水10”)『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』のおばば役も、例えば“自ら名乗っているのか、本当におばあさんなのか、年齢はいくつなのか”と想像をかき立てられて。どう演じるのがいいのか、役のことを考える過程が至福の時間なので、今回も三谷さんなら思いもよらない場所に連れていってくださるんじゃないかと、舞台のご相談をさせていただきました」
小栗も「次は是非、三谷さんの舞台に出たい」と考えており「鎌倉殿」の縁が実を結んだ。
稽古に入る前のインタビュー。小栗からのアドバイスは?の問いに「一度、色々と聞いたんですが、今日1日、取材を受けて、不安感が増しました(笑)。もう一度、電話をします」と笑いを誘い「私に唯一できるのは、とにかく真摯に取り組むことだけ。新人舞台俳優の最初の作品なので、お手柔らかにご覧いただけると、ありがたいです」と呼び掛けた。
演じるのは、息子が通う小学校に度々クレームを入れる母親役。「我が子という、自分以上に守らなきゃいけないものができた時、女性がなりふり構わない、激しい感情を抱いてしまうのは分からなくもありません。物語が進むにつれて、誰が正しいのか、誰が間違っているのか、分からなくなってくるのが魅力的な脚本。自分としては、母親の経験をいい意味で生かせたらいいなと思っています」と役作りの一端を明かした。
その愛情ゆえ、息子・北条政村(新原泰佑)を跡取りにしようと企むのえが重なるが「のえは、自分の人生に対してエゴが強かった印象です。でも、母親として何とか現状を変えたいというところは、ある種、共通点かもしれません」。義時VSのえの“バチバチ感”も彷彿?と尋ねると「そういう面もあると思います。先生たちと私、3対1人なので、仲間外れなんですよね(笑)」。教頭役の俳優・相島一之は「鎌倉殿」で仏師・運慶役を好演。「鎌倉殿」ファンはより楽しめる舞台になりそうだ。
=インタビュー(下)に続く=
【舞台「いのこりぐみ」公演日程】
<東京公演>
1月30日(金)~2月23日(月)IMM THEATER
<新潟公演>
3月6日(金)~3月8日(日)新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場
<兵庫公演>
3月12日(木)~3月15日(日)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
<愛知公演>
3月20日(金・祝)~3月22日(日)穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
<大阪公演>チケット一般発売1月31日(土)
3月27日(金)~3月29日(日)SkyシアターMBS
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