「いのこりぐみ」菊地凛子が舞台初挑戦「不安は武器」「怖いから練習」ボイトレ継続「ブギウギ」歌手役奏功

[ 2026年1月29日 10:00 ]

舞台「いのこりぐみ」菊地凛子インタビュー(下)

三谷幸喜氏が作・演出を務める話題作「いのこりぐみ」で初舞台に挑む菊地凛子
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 キャリア27年を誇る女優の菊地凛子(45)が初舞台に挑む。三谷幸喜氏(64)が作・演出、俳優の小栗旬(43)が主演を務める話題作「いのこりぐみ」(1月30日開幕、東京・IMM THEATER)で、いわゆるモンスターペアレント役を演じる。三谷氏&小栗とは2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に続く再タッグ。米ハリウッドをはじめ映画を中心に活躍してきた菊地に、新境地に臨む心境を聞いた。

 三谷氏がワンシチュエーションのディスカッション劇を書き下ろし。登場人物は4人で、大人計画の平岩紙と三谷作品の常連・相島一之が共演。放課後の小学校の教室を舞台に、時に笑いにあふれ、時にスリリングな丁々発止の会話劇が展開される。

 ある児童の母親(菊地凛子)が、面談のために残っていた若手教師(小栗旬)と教頭(相島一之)の2人を訪ね「息子が担任に嫌われているから、担任を変えてほしい」と主張。そこへ当の担任教師(平岩紙)も現れる。若手教師と教頭は、母親と担任の双方から話を聞き、解決の糸口を探るが…。

 菊地は三谷氏が脚本を担当、小栗が主人公・北条義時役を演じた「鎌倉殿の13人」で大河初出演を果たし、義時の3番目の妻・のえ役。終盤のキーパーソンを託され、見事に応えた。

 稽古に入る前のインタビュー。小栗からのアドバイスは?の問いに「一度、色々と聞いたんですが、今日1日、取材を受けて、不安感が増しました(笑)。もう一度、電話をします」と笑いを誘い「私に唯一できるのは、とにかく真摯に取り組むことだけ。新人舞台俳優の最初の作品なので、お手柔らかにご覧いただけると、ありがたいです」と呼び掛けた。

 のえ役や昨年10月期のフジテレビ“水10”『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』のおばば役に、今作の母親役と「三谷さんから頂いた役への最初の印象は“難しいな”“私にできるかな”というものばかりです。今回は舞台に初めて立つ怖さもプラスされていますが、どちらかというと、私は自分で自分の不安を煽って、その分、準備を進めていくタイプ。おばば役もタップダンスのシーンがあったんですが、そう簡単にはできないじゃないですか。だから、怖いから練習する。三谷さんの作品に限らず、最初から“私にできそう”と思った役は一つもありません。器用ではないので、役とは常にそういう向き合い方をしてきました。私にとって“不安は武器”。今回もまずは初日の幕が開くまで、自分で自分を煽りつつ、挑みたいと思います」と菊地流のモチベーションの保ち方、セルフコントロール術を明かした。

 地方公演も含め、2カ月間で全47公演。“未体験ゾーン”が続くが、かねて継続してきたことも“不安との闘い”に役立ちそうだ。

 23年度後期のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」で22年半ぶりの朝ドラ出演を果たし、歌手・茨田りつ子役。「その時からボイストレーニングが楽しくて続けているんですが、役やシーンによって声の高低を使い分けたりする面白さを、40代になって初めて気づいて。“今さらかい!”という感じですが(笑)、今回の舞台でも生かせたらいいなと思っています。あと(13年公開の)『パシフィック・リム』という(ハリウッド)映画は、物凄い筋トレが必要で。それ以来、続けていて、割と筋力はあるんです」。菊地の“生の芝居”を心待ちにしたい。

 =インタビューおわり=

 【舞台「いのこりぐみ」公演日程】
 <東京公演>
 1月30日(金)~2月23日(月)IMM THEATER
 <新潟公演>
 3月6日(金)~3月8日(日)新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場
 <兵庫公演>
 3月12日(木)~3月15日(日)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
 <愛知公演>
 3月20日(金・祝)~3月22日(日)穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
 <大阪公演>チケット一般発売1月31日(土)
 3月27日(金)~3月29日(日)SkyシアターMBS

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