「最後、いよいよ来るぞっていう感じが」――DuelJewel・ばるが語る、ファイナルを締めた音の正体

[ 2025年12月15日 20:00 ]

【画像・写真4枚目】まだ速く、まだ遠くへ――DuelJewel、28年目の夜に鳴らした「Last train」という“発車ベル”
Photo By 提供写真

 全国ツアー「腐敗した太陽、望まれた月」を完走したDuelJewel。14日に臨んだ東京・渋谷ストリームホールでのファイナル公演は、師走の寒さを吹き飛ばすほどの爆発的な熱量とともに幕を閉じた。終演直後、まだ汗の引かないステージ裏で、ドラマーのばるが取材に応じてくれた。(ヴィジュアル系特集取材班)

 この日の会場となった渋谷ストリームホールは、バンドにとって初めて立つステージだった。

 「初めての会場だったんですけど、すごく解放感があって、天井も高くて。ホールって名前が付いているくらいなので、ホールに近い感覚もあって、すごくいい会場でした」

 ツアー全体を振り返ると、その手応えは言葉の端々から伝わってきた。

 「今回の『Eclipse』っていう作品が、ツアーを通してすごく進化したと思います。間違いなく、近年では群を抜いていいアルバムだったんじゃないかなって」

 本編16曲目、最後に鳴らされたのは、ばる自身が手がけた楽曲「Last train」だった。激しい曲でライブを締めくくるのはDuelJewelの定番だが、数ある選択肢の中で、なぜこの曲だったのか。

 「セットリストは毎回、1カ所も同じじゃないんですけど、アルバムの曲で締めるっていうことは一貫してやってきました。『Rotten Sun』とか『人に非』とか、激しい曲もたくさん試した中で、『Last train』の“最後、いよいよ来るぞ”っていう感じが、やっていて一番しっくりきたんです」

 実際、演奏中のばるは、魂を削るような表情でドラムを叩き続けていた。体力的な消耗も相当だったはずだ。

 「正直、体力的にはめちゃくちゃしんどいです(笑)。本編の最後で、しかもツアーファイナルなので。本当に、残りのHPを全部振り絞る感じで叩きました」

 12月は、クリスマスライブ、ボーカル・隼人の生誕祭、そしてバンド初となる年越しカウントダウンワンマンと、節目の公演が続く。

 「年越しのイベント自体は何回か出てきましたけど、自分たちのワンマンでカウントダウンをやるのは初めてなんです。クリスマスライブも生誕祭も1週間くらいの間にあって、年末は本当に挑戦的ですね」

 そして、視線はすでに未来へ向いている。

 「来年が29年、結成30周年も見えてきているので。そこに向けて、エンジンをどんどんふかして、もっといろんなことに挑戦していきたいなと思ってます」

 熱狂の一夜をかみしめるように言葉を発したばる。その口ぶりからは、静かで確かな闘志が感じられた。

この記事のフォト

「DuelJewel独占ソロインタビュー&ライブレポート|ヴィジュアル系ロック最前線」特集記事

「美脚」特集記事

芸能の2025年12月15日のニュース