吉池四段 加古川青流戦で棋戦初優勝 棋王戦8強の20歳が若手登竜門を突破

[ 2025年10月13日 19:20 ]

柵木幹太四段(右)が見守る中、加古川青流戦3番勝負を制した吉池隆真四段(中央)
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 将棋の若手棋戦、第15期加古川青流戦決勝3番勝負第2、3局が13日、兵庫県加古川市「鶴林寺」で指され、吉池隆真四段(20)が初優勝した。過去の優勝者に永瀬拓矢九段(33)、佐々木勇気八段(31)がいる登竜門を20歳が突破した。

 柵木幹太四段(27)を相手に前日12日の第1局を先勝したのに続きこの日1勝1敗。通算2勝1敗で棋戦初優勝した。

 「2年前、三段だった私はすごくいい経験をさせてもらって、いつの日かこの加古川に戻って栄冠を手にしたいと思っていた」。吉池は2年前も決勝進出したが、藤本渚六段(20)に2連敗。奨励会員初優勝を逃した雪辱をこの日、果たした感慨を語った。

 午前の第2局は後手で臨み、柵木が矢倉、吉池は雁木(がんぎ)に構えた。3、4筋に飛車角銀桂の攻め駒を集結させた柵木が119手で押し切った。第3局は吉池が先手角換わりから得意の右王を3局目で初披露。169手の熱戦で制した。「手に汗握る熱戦になった。なかなか決めきれなかったが、人間的な将棋が見せられたと思う」。第3局への手応えを語った。

 吉池は8日、藤井聡太棋王(23)=王将など7冠=への挑戦権を争う挑戦者決定トーナメント準々決勝で敗れたとはいえ、8強進出。藤井を追う存在として、今後注目されそうだ。

 大盤解説会に登壇した稲葉陽八段(37)は形勢互角の151手目、相手成銀の前へ打った歩を称賛した。「攻めるのか受けるのか方針に悩むところ。受けの強さが出た」。デビュー以来44局目とはいえ、角換わりは7局目。「意表を突いて持ってきた」。3番勝負の3局目に隠し球を手配していたその準備にも着目していた。

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