「終わりが見えず怖かった」――ダンスの壁に苦しんだ「紫陽花は降らない」小河心優を支えた“なんとかなる”の信念と仲間の存在

[ 2025年9月19日 15:00 ]

【画像・写真2枚目】「才能なんてない」空白だらけだった私を変えた歌──「紫陽花は降らない」小河心優 ファンとの絆を乗せた初ミニアルバム(撮影・仲ありす)
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 デビュー5カ月を迎えた6人組アイドルグループ「紫陽花は降らない」(通称・あじふらい)。そのメンバーである小河心優が、スポニチ東京本社のソロインタビューに応じた。歌もダンスも未経験から始まったアイドル人生。ステージの華やかさの裏で、どのように壁と向き合い、自らの“武器”を見つけようとしているのか――。(「推し面」取材班)

 大学1年生の時、小河の人生は大きく舵を切った。アイドルとして活動する姉のステージに足を運び、そこで見た光景が心を捉えた。「ファンの方も幸せそうでしたけど、何よりもアイドルさんたちが楽しそうで」。それまでアイドルに特別な興味を抱いてこなかったが、「自分もやりたい」という強い衝動が生まれた瞬間だった。

 しかし、憧れだけで渡れるほど、その世界は甘くはなかった。歌もダンスも、そしてメイクさえもほぼ未経験。オーディションでは課題のダンスを上手くこなせず、「なんで合格したんだろうって、今も不思議です」と屈託なく笑う。

 その笑顔の裏には、人知れぬ苦闘があった。特にダンスは大きな壁として立ちはだかった。当初は「変な動き方してる」と指摘されるほどで、限られた時間で振り付けを叩き込む「フリ入れ」は試練の時間だった。「終わりが見えるまでずーんとした気持ちになっちゃうんです」。覚えきれないままに進むレッスン。メンバーに迷惑をかけてしまう申し訳なさが、心を重くした。

 それでもステージに立ち続けられるのは、確かな原動力があるからだ。「活動は楽しいですし、このメンバーとならどこまでも行ける気がするんです」。苦しい時にはいつも、仲間が励ましてくれた。そして、ステージから見えるファンの笑顔が、不安を喜びに変えてくれた。

 デビューから5カ月、その努力は着実に実を結んでいる。「最初の頃は先生を見つめてしか踊れなかったのが、今はちゃんと鏡の中の自分と向き合えるようになった」。できなかったことができるようになる。その確かな手応えに支えられている。

 「大体なんでもなんとかなるよな、って思って生きているかもしれないです」。根底には、驚くほどしなやかで楽観的な精神が流れている。フリ入れで苦しんでも、踊り続ければいつか覚えられる。諦めなければ、道はひらける。自身の武器を「まだ見つけられていない」と謙虚に語るが、「顔は幼いけど中身はしっかりしてる」という周囲の声は、芯の強さを的確にとらえているだろう。

 このメンバーともっと大きいステージへ。その揺るぎない希望が最大の原動力だ。

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